外苑東通りから1本入った住宅地に9月11日、「和乃食 ここから」(新宿区信濃町、TEL 03-5341-4310)がオープンした。
気仙沼直送の魚や長野直送の野菜など、季節の食材を使った料理を提供する同店。店主の石井英行さんは高校卒業後から料理の道に進み、22歳からの6年間は京都で、その後都内や名古屋で修業を積んできた。40歳の節目を迎え、今回独立を果たした。店舗面積は23.5坪。席数はカウンター席とテーブル席を合わせた31席。
主なメニューは、「ハーモニカ」と呼ばれるカジキマグロの背びれの付け根部分を使った「ハーモニカの塩焼き」(880円)や「ラム肉の西京焼き 和風ピクルス添え」(980円)、「国産牛ヒレ肉の菜種油焼き」(1,580円)、「自家製白じょうゆの和風ピクルス」(680円)など。コース料理(3,500円~)も用意する。
ドリンクメニューは、常時20種類以上をそろえる日本酒(100ミリリットル、560円~)を中心に、生ビール(590円)、焼酎(グラス=560円~、ボトル=3,600円~)、ワイン、サワー、梅酒など。40~50代のビジネスマンをコアターゲットに据え、客単価は4,500~5,000円。
「敷居を低くして気軽に入っていただきたいという思いからコンセプトを『カジュアル割烹(かっぽう)』に決めた。ゆっくりと食事と空間を楽しんでいただきたい」と石井さん。「ここでないと味わえないような味と空間を提供し、ゆくゆくはミシュランの星を取れるような店になれれば」と意気込みを見せる。
営業時間は11時30分~14時30分、17時30分~23時。日曜・祝日定休。