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飯田橋でフランス文学と漫画企画-全国8都市の会場でイベント多彩に

飯田橋「アンスティチュ・フランセ東京」で開かれた「読書の秋2013」と「海外マンガフェスタ」の共同記者発表会の様子

飯田橋「アンスティチュ・フランセ東京」で開かれた「読書の秋2013」と「海外マンガフェスタ」の共同記者発表会の様子

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 飯田橋「アンスティチュ・フランセ東京」(旧:東京日仏学院、新宿区市谷船河原町)で9月24日、フランス語圏の文学とフランスの漫画「BD(バンド・デシネ)」のフェスティバル「読書の秋2013」と「海外マンガフェスタ」の共同記者発表会が開かれた。

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 今年で第6回を迎える「読書の秋」では、日本語翻訳書が出版されているフランスの作家たちが来日し、札幌から福岡まで日本各地に展開するフランス文化機関ネットワークなど計8都市でワークショップや対談、展覧会などを開催。飯田橋の同施設では、フランス人BD作家のアルチュール・ド・パンスさんによるイラストのワークショップや同ニコラ・ド・クレシーさんと真島ヒロさんの対談、映画「ナタリー」上映会と作者で監督も務めたダヴィッド・フェンキノスさんを招いたトークライブなどが行われる。

 今年が2回目の開催となる「海外マンガフェスタ」(10月20日)は、BD、アメリカのコミックス、アジアの漫画など世界の漫画の交流を目的としたイベント。世界の漫画作品と作家を一堂に集め、東京ビッグサイトで行われるオリジナル同人作品イベント「コミティア」内で開催される。

 この日の記者発表会には、「ルパン三世」の原作者、モンキー・パンチさんも出席。「なんで日本でこういうことをやらなかったのか。遅すぎるくらいだと思っている」と話し、「1960年代後半から1970年代、アメリカで開催されていた大きなコミックスフェスに参加していたが、ほとんどがヨーロッパやアメリカのもので、日本の漫画はほとんどなかった。このことを手塚治虫先生に話したところ殴り込みに行こうじゃないかという話になり、1980(昭和55)年に手塚先生やいがらしゆみこ先生、永井豪先生ら10人ほどの漫画家とサンディエゴに行った」とエピソードを披露。「これをきっかけに日本の漫画が注目されることになったと思う」と当時を振り返った。

 「読書の秋2013」の開催期間は、10月19日~12月5日。

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