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法政大学が舞台の映画公開でトークイベント、キャンパスで撮影も

法政大学が舞台の映画「横道世之介」のトークイベントに登場した沖田監督と出演者の皆さん

法政大学が舞台の映画「横道世之介」のトークイベントに登場した沖田監督と出演者の皆さん

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 法政大学市ケ谷キャンパス外濠校舎さったホール(千代田区富士見2)で2月20日、間もなく公開の映画「横道世之介」の監督、出演者らによるトークイベントが開催された。

昨年3月に行われた市ケ谷キャンパスでの撮影の様子

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 同大の卒業生である吉田修一さんの同名小説を映画化した同作品は、不器用ながらもまっすぐに生きる主人公・世之介と周りの人たちとの青春物語。小説では、大学名こそはっきりとは書かれていないものの外濠公園の桜並木や飯田橋のロッテリアなど、世之介が通う大学が1980年代後半の法政大学であることを思わせる内容が随所に描かれている。

 映画では、高良健吾さん演じる主人公の世之介が日本武道館の法政大学入学式に出席する場面が登場。市ケ谷キャンパス内でも、「55年館/58年館」(校舎)や食堂、中庭などで多くのシーンの撮影が行われた。

 在校生、卒業生ら600人以上が集まったトークイベントには、主演の高良さんをはじめ、池松壮亮さん、綾野剛さん、沖田修一監督が登場。同大卒業生の小島奈津子さんによる進行で、恋愛観や青春時代の思い出、俳優・監督の道に進んだきっかけなど、学生から寄せられたさまざまな質問についてトークを繰り広げた。

 映画サークルに入っており将来は仕事として映画を作りたいと思っているが不安を感じているという学生に対し、「大学時代は就職を考えず、卒業後もアルバイトをしながらお金をためて自主映画を作っていた。不安はあったが作りたいという思いがあったので考えないようにしていた」と自身の経験を踏まえた沖田監督からのアドバイスも。「撮影した場所で、こうしてイベントができて楽しかった。末永く誰かの一本になれる作品になったと思っている」と自信を見せた。

 今月23日より全国ロードショー。

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