四ツ谷駅・四谷三丁目駅周辺に店を構える飲食店9店が8月5日、長野県の日本酒を集めたイベント「大長野酒祭り!!2012in四谷」を開催する。
同企画は昨年、四谷三丁目の日本酒専門店「酒徒庵」(新宿区四谷3)、「オール・ザット・ジャズ」(荒木町)、「日がさ雨がさ」(四谷3)の3店が日本酒を通じて街を活性化させようと企画・開催。各店の常連客を中心に130人が参加し、3店をはしごしながら70種以上の長野の日本酒と長野にちなんだ料理を楽しんだ。
「日がさ雨がさ」の宮澤店長は「蔵元の思いに応えるためにも、3店ではアピール力が足りないと感じた」と昨年を振り返り、今年は四ツ谷駅周辺の飲食店の力も借りてさらに盛り上げようと各店へ参加を打診。参加店を9店に増やした。
イベントでは、長野県の日本酒約100種と参加各店自慢の料理を提供。参加者は、参加を申し込んだ店で参加費を支払い、フリーパスと「ぐいのみ」を受け取った後に各店を回る。当日は「積善」「北光正宗」「澤の花」「こんな夜に…」「川中島幻舞」「明鏡止水」「「大信州」「木曽路」「白馬錦」「和田龍」「信濃鶴」などを造る32の蔵元も参加する。
参加店は、四ツ谷エリア=「直心」(四谷1)、「越後屋 五郎兵衛」(四谷1)、「軍鶏一 四ッ谷店」(四谷1)、四谷三丁目エリア=「酒徒庵」「オール・ザット・ジャズ」「日がさ雨がさ」「花てまり」(四谷3)、「青森居酒屋 りんごの花」(荒木町)、「地酒あさま」(四谷3)。当日は各店舗に1蔵あたり3~4種類、3~4蔵の日本酒を用意する。
「店同士の横のつながりも生まれ、お客さまからは『今年はやらないのか』『またやってほしい』という声も頂いた」と宮澤さん。「長野の蔵元の日本酒のおいしさを知っていただくことが一番。日本酒業界を四ツ谷から盛り上げていければ」と意気込みを見せ、「ゆくゆくは公的な機関にもバックアップいただけるようなイベント、街全体としてのイベントになれば」と、さらなる広がりに期待する。
開催時間は14時~19時。参加費は、事前予約=5,500円、当日=6,000円。