市ケ谷駅前の山脇美術専門学院・山脇ビル(千代田区九段南4)入り口に12月7日、高さ約3メートルのクリスマスツリーが登場した。
同学院でのクリスマス装飾は今回が初。震災をきっかけに自分たちに何かできないかと考え、被災地へメッセージを送る手段の一つとして企画したもので、ツリー周辺には同学院講師のデザインによる装飾も施した。
ツリーを飾るのは、色とりどりのオーナメントと被災地の主婦らが手作りしたクリスマスカード。訪れた人は、ツリーから好きなカードを取り、カードに挟んである用紙に被災地へのメッセージを書き込んで専用ボックスに投函(とうかん)。クリスマスカードは持ち帰ることができる。
「クリスマスカードは、一枚一枚丁寧に作ってある。小さなお子さんから年配の方までたくさんの方のメッセージが届けられれば」と総務部の伊藤克行さん。集まったメッセージは同学院を通じて被災地へ届けられる。
夕刻からは「消費電力を必要最小限に抑えた」というLED電球によるライトアップも実施。学生や通行人の目を楽しませる。
メッセージの受け付けは9時~20時。ツリー点灯は16時30分~20時。今月25日まで。