ドール(千代田区三番町)は9月7日、北海道「I Loveファーム日胆(にったん)」で栽培した白いトウモロコシ「真珠もろこし」の販売を開始した。
同社が2009年より本格的に販売を開始した「真珠もろこし」は、白い実とクリーミーで濃厚な甘さが特徴。黄色いトウモロコシの花粉が混ざると実の色が真っ白ではなくなってしまうため、他のトウモロコシと離れた場所で栽培しなければならず、真珠を育てるかのような手間暇のかかる栽培方法と、真珠を思わせる実の白さから「真珠もろこし」と名付けた。
トウモロコシの糖度は昼夜の寒暖差が決め手となり、9~10月の寒暖差の大きい限られた期間での収穫、販売となることから「幻のトウモロコシ」とも言われ、昨年は100万本を完売した。
同社は7日~11日、大丸東京店1階の特設会場で「解禁記念イベント」を開催。試食や販売を行っている。「今年は天候に恵まれ、昨年よりも甘みがある」と同社マーケティング部シニアマネジャーの大滝尋美さん。インターネットでの申し込みを中心に予約も順調だという。
希望小売価格は198~298円(1本約300グラム)。全国のデパートやスーパーマーケット、同社ホームページ内の特設サイトなどでの販売のほか、伊勢丹府中店、同立川店、同松戸店、そごう横浜店での北海道物産展でも取り扱う。10月上旬までの期間限定出荷で、今年は250万本の売り上げを見込む。