神楽坂の裏路地に10月1日、ワインバー「10’colors(テンカラーズ)」(新宿区神楽坂2、TEL 03-6228-1484)がオープンした。
同店は、2006年8月に赤城神社近くにオープンしたイタリアンレストラン「ラ・レッテラ」の姉妹店。数年前から2号店の展開についての構想を練り始め、「深夜の時間帯にゆったりとした雰囲気でしっかりとワインを飲める店がなかった」ことからワインバー業態での開業を決めた。
「ラ・レッテラ」では、オーナーの阿久津文男さんを含む4人の男性スタッフ全員が調理とサービスを行っており、来店客の体調やシチュエーションに応じて味の調整や料理の提案などを行っているという。店名は「十人十色」を意味し、利用客それぞれの好みを伝えてもらいそれに応えていきたいという思いが込められている。
店舗面積は20坪。席数は28席。スタッフが男性で、トラットリアを目指したという明るくにぎやかな雰囲気の「ラ・レッテラ」に対し、同店はモノトーンを基調としたシックで落ち着いた雰囲気に仕上げ、調理以外のサービスは女性スタッフが行うのが特徴。
ドリンクメニューは約60種類を用意するイタリアワイン(グラス=800円~、ボトル=4,500円~)をメーンに、カクテルやビールなど。フードメニューは、みそに漬けた牛タンを赤ワインで煮込んだ「牛タンの柔らか赤ワイン煮込み」(1,600円)や「自家製リコッタチーズの三角春巻」(800円)、「自家製ピクルス」(500円)など、イタリアンの要素を加えた創作料理を取りそろえる。
ターゲットは30代前半~60代。1人客からワイン好きのグループでの利用まで、幅広いシーンでの利用を見込む。
「社員が1人1店舗を持てるようにしたいのであと3店舗が目標」という阿久津さん。「今は機械で料理を注文するような店も多くなっているが、店を通じた人と人とのつながりをこれからも大切にしていきたい」と話す。
営業時間は20時~翌3時(ラストオーダー)。