神楽坂の毘沙門天裏に7月17日、レストランバー「Parador de KAGURA(パラドール ドゥ カグラ)」(新宿区神楽坂3、TEL 03-3513-0517)がオープンした。
店舗面積は17坪。席数はテーブル席18席とカウンター席7席を合わせた25席。白と黒を基調としたシンプルに仕上げた店内で、フレンチやイタリアンなどカテゴリーにとらわれないヨーロピアンキュイジーヌを提供する。
オーナーの岡本拓生さんは今年3月まで、セルリアンタワー東急ホテル(渋谷区)のバーに勤務。当時の同僚らと同店を立ち上げた。スペインの公共宿泊施設を意味する「パラドール」は、かつては巡礼者が旅の途中で食事や宿泊をすることができる場所を意味していたことから、「お客さまが気軽に入って来れて、気軽に食事やお酒を楽しめる店にしたいという思いを込めて名付けた」(岡本さん)。
メニューは、岡本さんが銀座の師匠と呼ぶ料理人直伝という「フレッシュフォアグラのサラダ」(1,400円)や「熱熱トマトのカプレーゼ」(800円)、フランス直送のムール貝を使った「ムール貝の白ワイン蒸し」(1,100円)、「黒毛和牛のポワレ“神楽坂の香”」(1,800円)など。
ドリンクメニューは、トスカーナやブルゴーニュ、スペイン、アメリカ、オーストラリア、日本などさまざまな地域のワイン(グラス=700円~、ボトル=3,900円~)を常時約15種類取りそろえるほか、カクテル(700円~)、ビール(600円)、焼酎(600円~)など。客単価は4,000~5,000円。
ターゲットは、「平日は近隣のビジネスマン。休日はおいしいものを食べたいと思っている30代前半以上の男女」。早い時間は女性グループでの食事会やカップル、友人同士での食事、遅い時間は2軒目としての利用を見込む。
岡本さんは「まずは基盤を作り、地元の方に愛される店にしたい。自分たちが楽しめる店にすればお客さまにも楽しんでもらえると思うので、小さい店だからこその機動力を生かして努力していきたい」と意気込みをみせる。
営業時間は17時~翌1時(日曜・祝日は24時まで)。水曜定休。