四谷で20年以上にわたって営業してきた人気カレー店「オーベルジーヌ 四谷本店」(新宿区四谷3、TEL 03-3357-7418)が3月25日、店内営業を終了し、デリバリーとテークアウトに特化した営業を開始した。
メディアで紹介されることも多く、芸能人のファンも多い同店では、3日間かけていためた玉ネギの甘みが特徴の欧風カレーを提供。現在、四谷本店とデリバリー専門の三田店、銀座店の3店舗で展開している。テレビ局のロケ弁としてのデリバリー利用も多く、四谷本店はTBS、三田店はフジテレビ・テレビ朝日・テレビ東京、銀座店は日本テレビと店舗ごとの担当局が決まっているほど。デリバリーでは1日平均200~250食の注文が入り、多い時には1,000食もの注文が入る日もあるという。
店長の高橋祐介さんは、店内営業終了の理由を「デリバリーはおかげさまで好調だが、2階という場所柄、店内利用客のほとんどがリピーターで新規の利用客が少ない」と説明。店内営業終了を惜しむ声も多いといい、「急きょ決まったことなので、まだ足を運んでくださるお客さまもいて申し訳ない」と話す。
10月には開業当時から入居する現在の場所からの移転も決まっており、以降は新宿区内でデリバリー仕様の新店舗で営業を予定。人通りが多く、立地の良い場所でのイートイン店舗の再出店計画も視野に入れているという。
注文受け付け時間は9時~21時30分。日曜・祝日定休。