新卒採用コンサルティングや企業ブランディング、販促支援事業などを手がけるワイキューブ(新宿区市谷田町)は3月10日・11日、2011年度新卒大学生採用活動として「終わらない会社説明会からの脱出」ゲームを実施する。
同企画は、バーチャルではなく、実際に自分の体を使って謎を解く参加型のゲームイベント「リアル脱出ゲーム」のオリジナル版。京都、大阪での開催で人気を集め、昨年2月に東京進出企画「廃校の教室からの脱出」(新宿)、今年1月に大規模企画「廃倉庫からの脱出」(横浜)を開催し話題となった「リアル脱出ゲーム」の企画制作会社レコミュニ(渋谷区)、SCRAP(京都府京都市)の制作・運営協力により、新しい採用手法として導入した。
「終わらない会社説明会からの脱出」の会場となるのは同社東京本社会議室。参加者たちは、1時間のゲームの中で会議室に隠されたさまざまなヒントを頼りに謎を解き、脱出を図る。
説明会への参加方法は、ホームページ上で公開している謎を解かないとわからないという仕掛けになっており、今月24日の申し込み開始からすでに60人を超える学生が招待状を手に入れた。同社プランニング部マーケティング課の小森さんは「感度の高い学生からの申し込みが入ってきている」と話し、「脱出できたから採用というわけではなく、このゲームを通じて素が見える。面白いことをしている会社だなと興味を持ってもらえれば」とも。
5月には人事担当者向けの企画も予定しているという。