四谷に「文章スクール」&「ダイニングバー」-現役作家が二毛作開業

四谷三丁目駅近くにオープンした文章スクール&ダイニングバー「Fumi’s Bar」。青い看板が目印。

四谷三丁目駅近くにオープンした文章スクール&ダイニングバー「Fumi’s Bar」。青い看板が目印。

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 四谷三丁目駅近くの路地に2月8日、現役作家による文章スクール&ダイニングバー「Fumi’s Bar」(新宿区左門町)がオープンした。

オーナーで作家の高橋フミアキさん

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 同店のオーナーは、現役の作家で飲食事業やセミナー事業などを手がける高橋フミアキさん。「酒と文学」をコンセプトに、「物書きや物書きになりたい人」が集まり小説や文学の話ができる店として食事やアルコール類を提供するほか、開店前の時間を使った文章スクールやセミナーを開く。店舗面積は10坪。席数は22席。

 文学にちなんだユニークなネーミングのメニューは、「ライ麦畑でミックスナッツをつかまえて」(400円)や「老人と海とアラビアータ」「世界の中心でナンピッツァを注文する」「時をかける薬膳カレー」(以上650円)、「銀河鉄道のチーズオムレツ」(500円)など。ドリンクメニューは、生ビールや生レモンサワー、焼酎、カクテル、ハイボール(各500円)などを用意する。客単価は3,500円。

 文章スクールは月に数回、10人ほどの少人数制で開講。30代の男性を中心に、20~60代の幅広い層が受講しているという。受講料は1,000円(1時間)。

 「作家を育てることが使命だと思っている」という高橋さん。「戦争に行った父の口癖だった『仲良うしぃや(仲良くしなさい)』という言葉が、親子や兄弟、夫婦などへの平和のメッセージに聞こえた」と話し、自著やセミナーなどでもこの言葉に触れている。「『モッタイナイ』という言葉が世界に広まったように『仲良うしぃや』を全世界に広めたい。広めるために文章を書き、育てた作家もこの思いをもって文章を書いてもらいたい」と話す。

 高橋さんが主宰する文章スクールから、これまでに7人が作家デビューしている。「この店から芥川賞10人は出ると思う。出版デビュー100人、全国に同じような店を500店舗作るのが目標」と意気込みをみせる。

 営業時間は19時~翌3時。月曜定休。

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