ホテルメトロポリタン エドモント(千代田区飯田橋3)で2月11日、「雪まつり~会津・相馬原釜漁港物産展~」が開催された。
メーン会場となったホテル2階の宴会場では、会津の産地直送農産物や水、ラーメン、相馬原釜漁港の海産物などを販売。同ホテルのシェフが屋台形式で腕を振るったほか、会津の温泉旅館宿泊券や特産品などが当たる抽選会も行った。
屋外に設けたイベント会場には、会津から運んだ雪で作ったかまくらを設置。大人でも入れるほどの大きなかまくらの中で会津の伝統料理「こづゆ」を食べる雪国体験も行われ、記念撮影する親子連れの姿も。
同ホテルでは毎年、盆踊りやホテルシェフによる料理を振る舞うイベント「夏まつり」を開催しているが、冬のイベントは今回が初。屋外イベント会場で実施する予定だった、会津若松市が20メートル85センチでギネス記録を持つ会津地鶏を使った巨大焼き鳥の10メートルバージョンの調理が雨天で中止になったものの、祝日ということもあり家族連れの姿が多く見受けられ、約850人がイベントを楽しんだ。
同ホテルを運営する日本ホテル(豊島区)と会津若松市は昨年5月に包括協定を締結。今後、ホテルから排出した生ゴミを会津若松市で肥料として使い、育てた食材を同社のホテルへ提供するなどさまざまな試みを行っていくという。今回のイベントは包括協定の締結をきっかけに企画・開催されたもので、ホテル内のレストランでは現在、福島の食材を使用した「福島フェア」も展開している。