全国的にも数少ない「ペット」に特化した祈願や七五三、成人式などを執り行う市谷亀岡八幡宮(新宿区市谷八幡町)は現在、「ペットと一緒の初詣」の参列者を受け付けている。
2000年の開催以降年々参列者が増えている「ペットと一緒の初詣」は、家族の一員であるペットと一緒に祈願をしたいという飼い主の声から始まったもの。近年では「七五三」「成人式」のほか、ペット関連の企業プロモーションやヒット祈願なども多数執り行っている。
今年1月の開催時には、週末の参加が難しい参拝者に配慮した平日開催の枠も設けるなど日程を昨年の約2倍に増やし、約500~600匹のペットと飼い主が参列。今回はさらに予約枠を拡大し、今年の約1.3倍となる平日を含んだ24枠を用意する。
開催日時は、1月9日・10日・11日・16日・17日=各日10時・11時30分・13時30分・15時(10日のみ14時30分)、1月19日・20日=各日11時・14時。完全予約制で各回とも先着20組。飼い主とともに行う祈願の儀式は、手水(ちょうず)から始まり、おはらい、祝詞、玉串の奉納、お清めまで人間同様の手順で行い、祈願後にお札を授与する。
今回もすでに定員となる枠(1月10日11時30分)が出てくる人気ぶり。「12月を過ぎると一度に10組などコミュニティーの仲間同士らでの団体申し込みも増えてくる」(同神社)という。
参列には事前予約が必要で、申し込みはメールとファクスで受け付けている。初穂料は、ペット1匹=3,000円、ペット3匹まで名入れ=5,000円。遠方在住者や事情により参拝に来られない人のためにメールや郵送での申し込みも通年受け付けており、申込者には祈願したお札を郵送する。