「神楽坂まち飛びフェスタ2009」が始まった神楽坂で10月18日、同イベントの催しの一つ「第3回神楽坂ギャルソンレース」が開催された。
ギャルソンとはウエーター・ウエートレスの意味で、東京でフランス人居住者が最も多いと言われる日仏交流の地・神楽坂で、パリで約100年続く伝統の「コース・ド・ギャルソン」を再現。2年前に初めて開催した同イベントは、沿道の観客による優勝者予想投票や参加者の仮装など、年々盛り上がりを増している。
レースは神楽坂上交差点から赤城神社入口の信号までの300メートルをコースとし、トレイに載せたコップの水をこぼさずに早く運ぶことを競うもの。この日は神楽坂だけではなく上野や三番町の飲食店に勤務する現役のギャルソンに加え、ダンススクール講師や和菓子職人など老若男女27人が参加した。
見事予選を勝ち抜き優勝したのは、神楽坂の和菓子店「梅花亭」(新宿区神楽坂6)に勤務する高橋結人さん。事前の優勝者予想投票で6票と最も票が少なかった「大穴」の優勝に観客らも沸いた。優勝賞品として神楽坂の2つ星レストラン「ル・マンジュ・トゥー」(納戸町)のペア食事券とトロフィーなどが贈られると、練習せずに本番に臨んだという高橋さんは「思っていたよりも難しかった」とホッとした表情を見せた。
同イベントの企画運営を手掛けるカフェ・バー「イブテラス」(新宿区矢来町、TEL 03-5206-5178)のイブさんは「神楽坂の店の人にもっともっと参加してもらいたい。来年ももっと盛り上げていきましょう」と笑顔を見せた。