セブン&アイグループ、「旅行」事業に本格参入-新会社設立へ

セブン&アイグループ4社がセブンカルチャーネットワークを設立。旅行業界へ本格参入する。

セブン&アイグループ4社がセブンカルチャーネットワークを設立。旅行業界へ本格参入する。

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 セブン&アイ・ホールディングス(千代田区二番町)の完全子会社であるセブン&アイ・ネットメディア、セブン‐イレブン・ジャパン、イトーヨーカ堂、ミレニアムリテイリング4社は1月15日、共同出資によるセブンカルチャーネットワークを設立する。

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 今後拡大する団塊世代、シニア層をターゲットにとらえ、集い・学び・体験を通じた「仲間作り」と「生活の豊かさ実現」をコンセプトに、既存の店舗ネットワークやノウハウなどの経営資源を活用し「旅行ビジネス」と「文化教室ビジネス」を融合させた新たな事業を展開する。

 グループ会社であるイトーヨーカ堂、西武百貨店は現在、年間約20万人が受講する文化教室事業を展開しており、新会社はこれを承継、強化するほか、店舗での関連物販売場への買い回り促進を図り、顧客の循環を狙う。

 旅行事業をスタートするのは今秋以降。そごう、西武百貨店で得意客向けに旅行販売を始めるほか、体験型イベント企画を開発し、セブン‐イレブン店舗で販売を開始。来春以降は、イトーヨーカドー、そごう、西武百貨店で文化教室事業と旅行事業を融合した複合型売り場の展開をスタート。セブン‐イレブン店舗での旅行の予約受け付け・販売を開始する。

 セブン&アイ・ホールディングスの担当者は「旅行客の傾向として、単に旅行に行くだけではなく何かを体験しに旅行に行くという人が増えてきている」と話し、「新会社では『文化教室事業』で学んだことを『旅行事業』で体験し、『旅行事業』で体験したことを『文化教室事業』で学ぶという構図で2つの融合を図っていく」と説明。5年後には500億円の取扱高を目指す。

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