自動車雑誌をはじめとする書籍の出版やイベント事業、IT関連事業などを手がける三栄書房（新宿区本塩町）は11月29日、「第2回 古典酒場 ほろ酔いと～く」を開催する。

　下町の大衆酒場をメーンに取り上げる書籍「古典酒場」は現在までに5冊発行しており、トークイベントは読者と触れ合う機会を設けるための企画として始まった。同書編集長の倉嶋紀和子さんは「以前、八重洲ブックセンターでトークイベントを開催したが、次の企画を模索する中で出演者もお客さんもお酒を飲みながらほろ酔いでやってみたらどうだろうという話になった」と話す。

　10月に開催した第1回には定員を上回る65人が参加し、出演者も参加者もホッピーを飲みながらのトークイベントを楽しんだ。

　今回は、同社が来月発行する書籍「東京銘酒肴酒場2009年版」の発売を記念しての開催で、出演者は「日経アソシエ」創刊編集長の渋谷和弘さん、ブログ「居酒屋礼賛」を運営する浜田信郎さん、ホッピービバレッジ副社長の石渡美奈さん、「古典酒場」編集長の倉嶋紀和子さんの4人。

　会場となる居酒屋「ハーミテイジきくや」（市谷田町）で、出演者4人が事前取材した行きつけの酒場の動画や写真を交えたビジュアルプレゼンテーションと、事前アンケートをもとにしたトークセッションを行う。

　倉嶋さんは「前回の参加者は50代の男性が多かった。1人での参加者も多かったが『知らない人とお酒が飲めて飲み仲間の輪が広がった』という声も聞かれた」と話し、「今後も新刊発売のタイミングなどに合わせて開催を検討している」とも。

　開催時間は、1回目＝15時～17時、2回目＝18時～20時。定員は各回40人。参加はホームページから受け付けている。参加費は5,000円で、料理とホッピー（飲み放題）、ホッピービバレッジの土産セットが付く。