旅行関係の書籍や雑誌などの出版・販売を手がけるJTBパブリッシング(新宿区払方町)は10月11日、初代新幹線「0系」の歴史をまとめたキャンDVDブックス「追憶 新幹線0系」を発売した。
新幹線0系は、東京オリンピックが開催された1964年(昭和39年)10月1日の東海道新幹線開業時から今日まで活躍し、世界で初めて時速210キロを実現した。老朽化や「N700系」などの最新型への世代交代などを理由に今年11月末で営業運転を終えることが決定している。
同書の写真は、0系の撮影からプロカメラマンとしてスタートした持田昭俊さんが担当し、四季を通した0系の姿や持田さんおすすめの撮影ベストポジションなどを掲載。寺本光照さんと梅原淳さんによる解説編では、0系誕生秘話や年表で見る歩み、全形式車両の解説など豊富なコンテンツを用意した。
DVD編では、JR西日本の全面協力により撮影した、山陽新幹線・新大阪~広島間を走行する「こだま号」の運転室からの映像を収録。リアルタイムデジタル時計やトンネル・橋・すれ違い列車の詳細情報などを盛り込んだナビゲーションマルチウインドウーを画面に配し最後の活躍を運転士の目線でたどることができる。
価格は3,675円。付属のDVDは2枚組みで合計約180分。