四谷・荒木町の居酒屋「青森PR居酒屋 りんごの花」(新宿区荒木町)が1月6日で15周年を迎えた。
同店は青森県出身の小池政晴さんと茂木真奈美さんが経営し、青森の食文化や郷土の魅力を都心で伝える居酒屋として2011(平成XX)年に開業した。小池さんは15年を振り返り、「長かったようで、あっという間。ジェットコースターのような日々だった」と話す。
開店間もなく東日本大震災が発生し、店が軌道に乗り始めた頃にはコロナ禍にも直面した。それでも営業を続け、青森の食文化を発信し続けてきた。茂木さんは「お客さまの約3割は青森出身者。開店当初から通ってくださる常連の方もいる。災害時などに青森へ帰省できず、当店で故郷を懐かしむ方もいらっしゃった」と当時を振り返る。近年は荒木町の街並みや客層にも変化が見られるという。小池さんは「以前は会社員が中心だったが、最近は近隣住民や若年層の来店も増えている」と話す。
料理は青森の食材と郷土性にこだわり、開店当初からの定番「八戸前沖さば冷燻(れいくん)」(950円~)をはじめ、「貝焼き味噌(みそ)」(1,000円~)、「十和田バラ焼き」(1,600円~)、「弘前いがめんち」(800円~)、「八戸せんべい汁」(1,200円)などを提供する。「青森県直送馬刺し」(1,600円~)も人気メニューの一つだという。
小池さんは、筋子納豆の食文化を広める「日本筋子納豆協会」の代表も務めており、店では「筋子納豆ごはん」(1,300円)も用意。「青森の一部地域や家庭では、筋子と納豆を合わせて食べる習慣がある。食文化にも興味を持ってもらえたら」と話す。
日本酒は常時約15種類をそろえ、全て青森県内の酒蔵の銘柄。青森限定流通の酒もあり、「都内では珍しいラインアップになっている」という。
現在、15周年を記念して人気メニューの割引企画などを行っている。2人は「都内ではなかなか味わえない料理や酒を楽しめる。旅行気分で訪れてほしい。20周年、30周年に向け、健康に気をつけながら長く続けていきたい」と意気込みを見せる。
営業時間は17時~23時30分(土曜・祝日は15時~22時)。日曜定休。15周年記念企画は1月31日まで。