
ジョージア料理専門店「AJIKA(アジカ)」(新宿区神楽坂)が神楽坂にオープンして、10月14日で1カ月がたった。
店主の真下博志さんは、自身の会社を経営する傍ら、日本ジョージア商工会議所の専務理事も務める。真下さんは「ジョージア人と親しくなる中で、ジョージア料理を日本でも楽しめる店を作りたいと思うようになった。2025年現在、都内ではまだジョージア料理専門店がないことからも、需要があると考えた」とオープンの経緯を話す。
メニューは、ジョージア風シチュー「シュクメルリ」(1,900円)、スパイスを効かせたジョージア風ショウロンポウ「ヒンカリ」(3個、1,180円)などのほか、ジョージア発祥のチーズパン「ハチャプリ」や、伝統的な豆シチュー「ロビオ」などがセットになった「ゴビ」(2~3人分、9,500円)を用意する。ランチメニューは、「ロビアニ アチャルリ・ハチャプリセット」(1,600円)など。真下さんは「ジョージア料理は、ヨーロッパとアジアのエッセンスが融合した点が特徴。チーズやニンニクを使い、コクのある料理も多い。一部のハチャプリには、当店特製のジョージアチーズを使い、フレッシュなチーズ感を楽しんでいただけるようにした」とも。
店舗面積は31坪。席数は52席。店内には、約5メートルの長さの杉テーブルを設置し、ジョージアでの伝統的なワイン醸造方法で使われる素焼きのつぼ「クヴェヴリ」も飾る。「仲間と料理やワインを楽しむジョージア文化を連想させるような店作りを心がけた。ワインはジョージア発祥といわれている。果皮や果肉をクヴェヴリに入れ、土の中で熟成する醸造方法が伝統的。手間暇がかかるがジョージアの独自文化として根付いている」とも。
グラスワイン(980円~)や「白や赤以外にも、アンバーワインと呼ばれるオレンジがかったワインも、ジョージアワインならでは。チーズやニンニクを多く使うジョージア料理とも相性が良い。ぜひ試していただければ」とも。
客層は日本人だけでなく、ジョージア人や周辺国出身者も多いという。真下さんは「遠方からも足を運んでくださる方も多い。当店をきっかけにジョージアの文化や魅力を知ってもらえたらうれしい」と話す。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分、ディナー=17時30分~22時30分。水曜定休。