
気象庁は3月24日午後、東京の桜(ソメイヨシノ)の開花を発表した。開花は昨年より5日早く、平年と同じ。
開花発表は、標本木が5~6輪以上開花した状態になることで出される。東京都管区気象台が指定した標本木のある靖国神社(千代田区九段北3)境内では、同庁職員による標本木の観察を見守る報道陣や近隣住民など200人以上が集まった。
寒暖差や雨風などの影響を受けるものの、ソメイヨシノは開花宣言から満開(八分咲き)となるまで期間が比較的短いとされ、花見のシーズンもまもなく始まる見込み。特に今年は気温の急上昇が予想されるため、ウェザーマップでは満開予想日を3月27日としている。
靖国神社の境内には約500本の桜の木があるほか、近隣の千鳥ヶ淵は「桜の名所」として知られる。周辺などでは「千代田のさくらまつり」が4月23日まで開催されている。千鳥ヶ淵夜桜ライトアップは3月28日~4月8日の18時30分ごろ~22時。千鳥ケ淵ボート場の営業は、夜間ライトアップ期間は20時まで延長する。