
桜の名所として知られる千鳥ヶ淵や靖国神社周辺で3月22日から、「千代田のさくらまつり」が開催される。主催は千代田区と千代田区観光協会。
期間中、周辺エリアで約50のイベントを企画し、全長約700メートルにわたる桜並木「千鳥ヶ淵緑道」のLEDライトアップや、区営千鳥ヶ淵ボート場の夜間営業、近隣地域を巡る「リアル謎解きゲーム」などを開催する。
ライトアップは、今年新たに千代田区が推進する地方連携による再生可能エネルギー供給の仕組み「Eサイクルちよだ」を活用する。千代田区と連携自治体である群馬県嬬恋村と茨城県神栖市の再生可能エネルギーを使い、ライトアップに使った電力のCO2排出をゼロにするという。
千鳥ヶ淵ライトアップ期間中のボートの当日利用料金は、1時間=1,600円(9時ごろより現地で整理券配布予定し、無くなり次第終了)。初の試みとして、事前購入のスマートチケットも販売(1艘につき1時間1万円)する。売り上げの一部は、千鳥ヶ淵の桜の景観保全を目的とする「千代田区さくら基金」へ寄付する。
千代田区内での食事やショッピングのサービス・割引特典が付く「得とく周遊キャンペーン」も併せて実施する。千代田区観光協会の本郷さんは「来場者に千代田区のさまざまな地域に寄り道していただきたいと考えた。桜にまつわるイベントやキャンペーンなど、幅広く用意しているので、花見ついでにぜひ気軽に参加してほしい」と呼びかける。
千鳥ヶ淵夜桜ライトアップは3月28日~4月8日の18時30分ごろ~22時。千鳥ケ淵ボート場の営業は、夜間ライトアップ期間は20時まで延長する。千代田のさくらまつりは4月23日まで。