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神楽坂に「サナナカフェ」 発酵甘酒や焙煎玄米粉使ったチーズケーキ提供

「SananaCafe」店主の松本友里さん

「SananaCafe」店主の松本友里さん

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 カフェ「SananaCafe(サナナカフェ)」(新宿区神楽坂6)が2月4日、神楽坂にオープンした。経営はグリットリリー(港区)。

「SananaCafe」チーズケーキ

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 「食べることが心から好き」と話す店主の松本友里さんは約20年、飲食やカフェ事業のメニュー開発に携わっていたが、仕事優先の不規則で偏った食生活が原因で体調を崩したという。その経験から、「日々口にするもので体の調子が変わる」ことと実感し、退職後は体に良いものを作りたいと考えるようになったという。「体に優しいスイーツの構想を練っていたところ、以前の仕事仲間との縁もあり、カフェを開く決意をした」とオープンまでの経緯を話す。店名は、ラテン語で健康的で心の美しい女性を意味する「sana」と、「ラッキーセブン」の意味を持ち、1週間を表した数字の「7」を組み合わせ、「美しく健康で幸せな日々」への願いを込めた。

 全てのメニューは、白砂糖・保存料不使用、グルテンフリー。有機玄米の甘酒や発酵素材などを取り入れ、「自然由来の甘さとコクを感じるスイーツを研究した」という。「素材は全国各地のこだわりを持った生産者から集める。生産者の思いも商品へ乗せて、皆さんへ届けたい」と松本さん。

 看板メニューのチーズケーキは3種類。「甘いプロローグ 玄米クッキーとドライフルーツのレアチーズ」「15時の秘めごと カカオニブあんこのベイクドチーズ」「1200秒の本能 ショコラテリーヌチーズ」(以上580円)。3種全てを味わえる「チーズケーキ3種盛り合わせ」(1,580円)も用意する。

 チーズケーキは、濃厚でコクのある北海道産のクリームチーズをベースに、しょうゆやみその醸造元「垣崎醤油(しょうゆ)店」の有機玄米甘酒、国産のうるち玄米粉、てんさい糖などを加えた。「試行錯誤を重ねて、ようやく納得のいくものができた。体に良く、満足できるおいしさのチーズケーキをぜひ試してもらえれば」と松本さん。メニュー名は、チーズケーキの風味や特徴によって、連想する時間をイメージした。「『甘いプロローグ』は至福の時間が始まる期待感を、『15時の秘めごと』は中にカカオと餡(あん)が入る独自の組み合わせの驚きを、『1200秒の本能』は20分間濃厚なチョコテリーヌを思う存分楽しむ喜びを表現した」という。ドリンクは、「フェアトレードスペシャルコーヒー」(580円)、「本日のハーブテー」(680円)など。

 ランチメニューとして、「お野菜プレート」(1,540円)も用意する。熊本県産「ミズホチカラ」の米粉と大分県の有機玄米粉を使い店で焼き上げる米粉パンや、広島の「はやしなちゅらるふぁーむ」の平飼い卵の目玉焼き、有機ビネガーを使ったマリネなど、松本さんが全国各地から選んだ素材を使う。

 店舗面積は45坪。席数は、1階=4席、2階=10席、テラス席=6席。テラス席は、犬連れも利用できる。「食事やスイーツを心から楽しみ、幸せな気持ちになってもらえればうれしい。チーズケーキなどは、ギフト用のテイクアウトも用意する。皆さまのさまざまな日常のシーンに寄り添い、地域に根付く店になりたい。ぜひ気軽に立ち寄っていただければ」と来店を促す。

 営業時間は10時~17時30分。月曜定休。

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