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矢来町にベトナム料理とナチュラルワインの店「めくる荘」

「めくる荘」店主秋山友樹さん(右)と皆さん

「めくる荘」店主秋山友樹さん(右)と皆さん

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 ベトナム料理とナチュラルワインの店「めくる荘」(新宿区矢来町)が矢来町にオープンして、1月4日で1カ月がたった。

「めくる荘」の料理

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 店主の秋山友樹さんは、亀戸でもワインバー「めくる」を経営する。縁やタイミング、物件との出合いもあり、神楽坂に同店を開き、新しい挑戦としてベトナム料理も提供することにしたという。店舗面積は約23坪。元々住宅として利用されていた建物を改装したという店は2階と3階に分かれ、2階のスタンディングスペースのほか、個室(2階=4~6人、3階=6~8人)も設ける。内装は、壁紙や天井など「歴史を感じさせる風合い」を生かしながら、「独自の世界観になるよう手を加えた」という。

 アメリカやオーストラリアにいたこともあるという秋山さん。「海外で学んだ、形にとらわれない考え方や、ナチュラルなライフスタイルは、忙しい日本人にこそ必要なのでは。食事は体の健康に、笑うことは心の健康につながる。飲食店は心と体の健康の両方から直接アプローチできる数少ない仕事と考え、日本で飲食店を持つ意義を強く感じた」と店を持った経緯を話す。海外ではベトナム料理を頻繁に楽しんでいたという秋山さん。「ベトナム料理は、フランス領だった歴史を持つベトナムと、リトル・パリとも呼ばれる神楽坂との相性が良いと考えた」とも。

 店名は、本が好きな秋山さんが「訪れる人それぞれが人生の物語の1ページをめくるような体験をしてほしい」という思いを込めた。「荘」の漢字をモチーフにした店のロゴは、ベトナムの国旗の色や国花でもあるハスの花のピンクを使うほか、「神楽坂の石畳を連想させる」デザインを取り入れたという。

 メニューには「たたきマグロの生春巻き」(550円)、レモングラスが香る「厚揚げ肉詰めトマトソース煮」(600円)、ココナツウオーターで豚肉を煮込む「ベトナム風豚の角煮」(800円)など。今後はメニューの種類を増やしていく予定。ナチュラルワインも、ベトナム料理に合うものを多数取りそろえる。

 オープンから1カ月が経過し、近隣住民や秋山さんの知り合いも多く訪れるという。「ふらっと気軽に立ち寄れる場所として親しんでもらいたい。アットホームな雰囲気で、お客さま同士が自然に仲良くなることも多い。日常の喧騒(けんそう)を忘れ、肩の力を抜いてリラックスしてもらえれば」と話す。

 営業時間は17時~23時。日曜定休。

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