ワインバー「TROMBA(トロンバ)」(新宿区袋町、TEL 03-4446-3655)が12月9日、神楽坂にオープンした。
店主の佐藤将貴さんは、飲食業界に携わり約15年の経歴を持つ。奄美大島を訪れた際に出会った人々や飲食店での経験が、佐藤さんの思い描く店作りの原点になったという。
六本木で約7カ月間の間借り営業を経て、新たな地として神楽坂を選んだという佐藤さん。「以前、神楽坂の飲食店に勤務していたこともあり、独立店を持つならこの周辺エリアと決めていた。縁やタイミングもあり、ようやく店を持つことができた。以前のお客さまも足を伸ばして来店くださるほか、近隣の方にも利用いただくことも増えている。これまでの縁に感謝すると同時に、ますます精進したい」とも。
店舗面積は約10坪。席数は、カウンター=6席、テーブル=4席。ラウンドカウンターが中心の店内は、レンガの装飾などを施し「温かみのある」内装に仕上げた。佐藤さんは「目指すのは居心地のいい店。友人の家を訪れたときのように、心安らげる空間で食事やワインを楽しんでもらえれば。お客さまが『来て良かった』と思えるように、細部まで配慮したい」と話す。店名はイタリアの造語を由来にし、「互いに幸せになれる関係性」という意味を持つ。
メニューは、「前菜軽めの盛り合わせ」(1,200円~)、「茨城県三右衛門豚のひき肉とンドゥイヤとリンゴジャムのタリアテッレ」(2,600円)、季節によりソースを変える「ラムとチーズのハンバーグ」(3,500円)など。「せっかくお越しいただくので、ワインバーでありながらも独自性と食べ応えのある料理を提供したいという思いがある」とも。低温調理で仕上げたハム「ジャンボンブラン」(900円)や「ガトーナンテ(ラム酒のバターケーキ)」(850円)なども手作りする。
ワインは、イタリアを中心に、アメリカやドイツ、フランスなどの銘柄を常時140本以上ストックする。「ワインのラインアップを充実させ、ノンアルコールドリンクも用意する。アルコールを楽しむ人も、そうでない人にとっても、気軽に足を運べる場所になれれば」と意気込む。
営業時間は18時~24時。月曜定休。