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信濃町「ラッキーベース バイ スパイスカレー キング」が1周年

店主の谷川功さん(中央)と舞台を監修する木村ひさし監督(左)

店主の谷川功さん(中央)と舞台を監修する木村ひさし監督(左)

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 スパイスカレー専門店「lucky base by spice curry KING(ラッキーベース バイ スパイスカレー キング)」(新宿区信濃町、TEL 03-6380-0138)が9月11日で1周年を迎えた。

「lucky base by spice curry KING」のスパイスカレー

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 店主の谷川功(こう)さんは、舞台俳優や脚本家としても活躍する。コロナ禍をきっかけにスパイスカレーの研究を始め、南麻布で間借り店としてスパイスカレー専門店を開いた。その後、「一つの場所でカレーと舞台に取り組みたい」と昨年、自身の店として同所への移転を決めたという。谷川さんは「昼はスパイスカレー専門店だが、夜は舞台劇場として営業する。俳優とカレーの2軸で活動しているが、どちらも妥協せず、真剣に向き合う」と話す。

 谷川さんは今年4月、同所を拠点に活動する劇団「Ks Project」も旗揚げした。全ての作品は木村ひさし監督が監修する。木村監督の代表作は、映画「99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE」「貞子DX」など。木村監督は「私もカレー好き。谷川さんが作るカレーはとてもおいしく、舞台との新しいつながりを見いだすのも楽しみの一つ」と話す。舞台にはカレーが関係する脚本もあり、終演後には客にカレーも振る舞うという。「独自のエンターテインメントの形を追求する。舞台を見てカレーを食べるという、ほかにはない体験も一度楽しんでいただければ」と谷川さん。

 1年を振り返り、「大変な時もあったが、振り返ればあっという間。舞台もカレーも研究を重ねた結果、今がある。お客さまが笑顔で帰っていくのを見るととてもうれしく、これからもまい進していきたい」と意気込む。

 メニューは「醤(ジャン)キーマカレー(ゆで卵付き)」「チキンカレー」「週替わりカレー」(以上1,100円)など。小麦粉は使わず、数種類のスパイスを独自に配合し、中華の食材を取り入れるという。「スパイスは奥が深く、少し量を変えるだけで異なる風味になる。信濃町周辺は、有名店も含めてカレー専門店が多い。同じようなテイストにならないよう、独自性を持ったカレーを作ることを意識する」とも。

 営業時間は11時~14時30分。土曜・日曜・祝日定休。舞台に関する情報はSNSで知らせる。

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