酒蔵・店舗・酒店が「神楽坂・早稲田酒の会」-若者に日本酒をPR

「酒蔵」「飲食店」「酒店」の3者が協力して開催した第2回「神楽坂・早稲田酒の会」。第3回は7月初旬を予定している。

「酒蔵」「飲食店」「酒店」の3者が協力して開催した第2回「神楽坂・早稲田酒の会」。第3回は7月初旬を予定している。

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 神楽坂の居酒屋「恒 TSUNE」(新宿区白銀町1、TEL 03-3269-1033)で4月20日、第2回「神楽坂・早稲田酒の会」が行われた。

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 同会は、「酒蔵」「飲食店」「酒店」の3者が協力し、若者層をターゲットに日本酒の楽しさを知ってもらうというもので、井上酒店(早稲田鶴巻町、TEL 03-3200-6936)が毎回酒蔵と飲食店のコーディネートを行い、運営している。

 今回の酒蔵は杜氏集団の中でも最大規模である南部杜氏の故郷・岩手県花巻市に蔵を持ち、1922年創業の「川村酒造店」で、会の対象となる酒は純米酒「よ右衛門(よえもん)」。※「よ」の漢字は、「酉」へんに「与」。純米酒の品ぞろえや日本酒に合う旬の食材を使用したつまみ類が豊富な居酒屋「恒 TSUNE」が会場となった。

 この日は「よ右衛門 川村直孝氏とお酒を楽しむ会」と銘打ち、川村酒造店で同酒を生み出した川村直孝さんを囲み、若者を中心に定員となる17人が参加。雑誌社などメディア関係者も取材に駆け付け、盛り上がりを見せた。

 井上酒店の井上貴久さんは「(よく言われている)若者層の日本酒離れというのは、正確にはまだ日本酒の素晴らしさに触れたことがない『飲まず嫌い』だと思っている」と話す。「今後も日本全国の酒蔵を巡り、東京でなかなか飲むことができないおいしい酒や、考え方の合う酒蔵の人との出会いがあれば、すぐにでも交渉し(同会で)紹介したい。こういう活動を通じて少しでも日本酒業界や地域の活性化につながれば」とも。

 第3回の予定は7月初旬を予定しているという。

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