映画「ねこのひげ」の主演猫「慎之輔(しんのすけ)」が主演女優の渡辺真起子さんらと、市谷亀岡八幡宮(新宿区市谷八幡町)で4月3日、ヒット祈願を行った。
慎之輔は現在6歳になるロシアンブルーのオス。映画やテレビの出演は今回が初めてとなる。「本当に人間の言っていることがわかるんじゃないかと思うくらい監督の言うことをよく聞き、スタートの声がかかるまで動かなかった」と同映画の主演男優で、企画や脚本を手掛けた大城英司さん。そのおかげで全体を通し、かなりスムーズな撮影進行だったという。
同映画の主演女優で、「M/OTHER」や「殯の森(もがりのもり)」でカンヌ映画祭受賞歴のある渡辺真起子さんも「ビックリするくらい現場の空気を読んでくれる。NGシーンはむしろ私の方が多かったかも(笑)」と話す。
この日のヒット祈願でも、「(さまざまな動物たちが)逃げ出したり、尿を漏らすことも」(同神社)という祝詞の中で行われる大きな太鼓の音にも、慎之輔は映画同様に極めて冷静に対処を。
同神社は、「ペットと一緒に初詣で」ができる全国的にも珍しい神社で、初詣で以外にもペットの健康祈願やさまざまなお守りもあり、ペット愛好家には有名な存在。犬・猫以外にもウサギやイグアナなどの爬虫(はちゅう)類の祈願依頼もある。
同映画は、主演の2人と慎之輔による「ほのぼのした心の交流や、家族との絆を描いた大人の物語」(大城さん)。4月19日から渋谷のシアター「イメージフォーラム」で上映予定。
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