神楽坂駅から徒歩3分ほどの住宅街に4月24日、ホステル&ラウンジ「UNPLAN Kagurazaka(アンプラン神楽坂)」(新宿区天神町、TEL 03-6457-5171)がグランドオープンした。経営はホテルリゾート事業やインバウンド支援事業を行うFIKA(天神町)。設計はアイダアトリエ(文京区)。
コンセプトは「江戸情緒を伝える神楽坂に東京の新しい旅のスタイルを提案する」。地元民、国内旅行客、そして外国人観光客をターゲットに、「誰にとってもホッと一息つける空間」を提供する。1階はカフェ・ラウンジ、2階・3階がゲストルーム。
ラウンジは宿泊客だけでなく外来者も利用でき、朝8時から終日、オーストラリアで修業を積んだバリスタによるスペシャルティコーヒーを提供。夕方以降はバーラウンジとして、5つ星ホテルでも活躍したというバーテンダーが作る50種類以上のカクテルを用意する。
ゲストルームは、男女共用ドミトリー(2部屋40ベッド)、女性専用ドミトリー(2部屋28ベッド)、ファミリールーム(1部屋)、ダブルルーム(2部屋)の4タイプ7部屋。相部屋のドミトリーでは、寝具や13インチのノートパソコンも入る大型セキュリティーボックスも備えるなど、「最小限のスペースで快適な空間の提供」にこだわる。個室は広々としたテラス付きでスカイツリーの眺望も楽しめる。
4月22日・23日に行われた内覧会の来場者数は約300人。すでに予約も入っており、アメリカの大学アカペラコーラスグループやNGOなどの団体がドミトリールーム1部屋を貸し切るケースも。
「今後は積極的に地元の祭りやイベントに参加し、地元の方との交流を深める一方で、ホステルでも定期的にイベントを開き、地元の方と世界中からの旅行者の交流の場を提供できれば。UNPLANを通じて神楽坂の魅力を世界に発信していく」とPR担当のホワイト美佳さん。「2020年までに日本全国に10店舗ほどUNPLANブランドを展開する予定」とも。
料金は、ドミトリー=1泊1ベッド4,500円、個室=1泊1部屋1万9,800円。6月末までは開業キャンペーンとして、ドミトリー=同3,000円、個室=同1万5,900円。チェックイン16時、チェックアウト11時。