和コスメブランド「まかないこすめ」（新宿区神楽坂3）が販売する金箔（きんぱく）全顔シート「純金箔・至福のエステ」の売れ行きが好調だ。

金箔全顔シート装着のビフォー・アフター

　同商品は、金箔屋「吉鷹金箔本舗」（石川県金沢市）のまかないから生まれたシート式の金箔マスク。価格は1枚5,000円（税抜き）。季節を問わず売れており、特にアジア圏からのインバウンドに人気だという。

　「傾向としては、自分用に購入する方が多いが、非常にインパクトのある商品なので贈り物としての需要もある。男性から女性へのギフトとして利用される方がとても多いのが特徴」と同ブランド担当者。「金箔を肌にすり込むパックを通じて、肌への効果以外に『心へのスペシャルなケア＝ご褒美』として捉えているお客さまが多いように感じる」とも。

　2月下旬には、同ブランド発祥の地である石川県に金沢初となる路面店「蔵のある金沢本店」をオープン予定。金沢本店では、「石川の地域資源×美容」をテーマに、石川県の特産を生かした新しい商品も販売する。加賀野菜や珠洲の塩など、素材にこだわった化粧品をはじめ、新部門として「続けられる美容食」も展開。忙しい女性でも手軽に毎日続けられることをコンセプトに体の内側からきれいになれるアイテムを提案する。イートインやボディーケアなどを兼ね備えた「金沢美人の蔵」も順次オープン予定。

　2月に10周年の節目を迎える神楽坂本店の位置付けは、今後も変わらない。担当者は「まかないこすめは、立ち上げ当初より、『金沢生まれ・神楽坂育ち』のブランドとして展開してきた。育った場所と生まれた場所、双方の展開で、よりブランド価値を高めていきたい」と話す。