飯田橋「アンスティチュ・フランセ東京(=旧東京日仏学院)」(新宿区市谷船河原町)は現在、「フランス語俳句」を募集している。
現在実施中のフランス語俳句コンクールでは「フランスde 夜更かし(ニュイ・ブランシュ)」をテーマに、フランスと関連付けた詩的でオリジナリティー溢(あふ)れる作品を募集。入賞者3人にはフランス旅行を贈る。主催はアンスティチュ・フランセ日本とフランス観光開発機構。
2014年10月の日仏現代アートの祭典「ニュイ・ブランシュKYOTO」で、ローラン・ファビウス仏外務・国際開発大臣が同コンクールの実施を発表。「ノルマンディー賞」「ニース賞」「アルザス賞」を準備し、入賞者(各1人)にはそれぞれの地方への旅行を贈るほか、パリ市が毎秋行う「ニュイ・ブランシュ(白夜祭)」に招待する。
HAIKU(=俳句)は、世界で最も短い形式の詩として、特にヨーロッパで人気を集めている。フランス語俳句も日本語同様、フランス語で五、七、五の十七音から成る短い定型詩で季語を含み、情景や心象などを描写する。例えば「芭蕉の「古池や蛙飛びこむ水の音」の一句をフランス語に訳すと、「Un vieil étang et Une grenouille qui plonge, Le bruit de l'eau. 」(Basho)となる。 応募状況について同コンクール広報担当者は「応募者の多くが日本人で外国籍の方が若干名」と話す。
応募は、アンスティチュ・フランセ東京の公式ページからバナーリンクで「フランス語俳句コンクール」特設サイトから受け付ける。締め切りは5月31日。結果発表は7月14日。