九段下に4月27日、イタリアンレストラン「liberta(リベルタ)」(千代田区九段南3、Tel 03-6256-8482)がオープンした。
店舗面積は約11坪、座席数はテーブル17席、カウンター2席。オーナーシェフの須貝さんは「料理を通して、地元千葉県や地方の食材のおいしさを発信し、活性化に貢献したい」と話す。早くから飲食業界に興味を持ち、高校時代には市場でアルバイトをしていたという須貝さんは、卒業後は海外での活動を視野に入れ、語学の専門学校で学ぶ一方、本格的な調理の修行修業をはじめたという。
その後、ミシュランでも星を獲得している「アロマフレスカグループ」や神楽坂のイタリアンレストラン「LASTRICATO(ラストリカート)」などを経て、同店を開業。オープンに九段下駅から少し離れた場所を選んだ理由は、静穏な雰囲気や、東京でありながら緑が多い環境が気に入ったため。
食材は千葉県産や山形産のもの野菜、牛肉は九州産の「尾崎牛」を使う。主なメニューは「山形山菜のアーリオオーリオ ペペロンチーノ」(1,300円)、「庄内産 バルバリー種 鴨胸肉のロースト」(3,000円)、「尾崎牛のポワレ」(3,500円)、「平田牧場の金華豚ロースのロースト」(2,300円)など。来店者の要望などにも柔軟に対応する。コースは5,000円、ランチ1,500円。
ワインはスパークリング1種、赤白各3種(グラス650円~)を常時そろえるほか、メニューには載っていないワインも用意する。中でも、ミシュラン3つ星を獲得しているイタリアの名店「リストランテ・ダル・ペスカトーレ」で、日本人として初めてシェフソムリエになった林基就(もとつぐ)さんの所属する「Vino Hayashi(ビーノハヤシ)」(中央区)のワインに、今後力を入れていくという。
「店名にリベルタ(自由)とあるように、食べることや飲むことが好きな人たちに、自由な時間を過ごしてほしい」と須貝さん。
営業時間は平日=11時30分~13時30分、17時~22時。土・祝日=11時30分~20時。定休日=日曜日(月に1回連休あり)。