東京メトロは3月10日、目黒駅を除く南北線18駅の発車メロディーをリニューアルする。制作はこれまでにも多くの発車メロディーを制作しているスイッチ(中央区)。
同路線のドアが閉まる際の自動放送が改修されることや、同社の運営する銀座線のメロディーリニューアルが好評だったことを受けて行う。
3月10日の市ケ谷駅を皮切りに、11日には麻布十番・六本木一丁目、12日には白金台・白金高輪、13日には市ケ谷駅を除く溜池山王から赤羽岩淵の区間でリニューアルする。目黒駅は駅の主な運営を東急電鉄(渋谷区)が行っているため、今回は対象外となっている。
メロディーは地域の特色をイメージしたものになっている。赤羽岩淵から本駒込では桜やバラ、夜場町、川、江戸から近代への歴史などをイメージ。東大前から四ツ谷にかけては大学や高校、神社、緑豊かな都心をイメージ。永田町から白金台にかけては大使館が多く、インターナショナルな雰囲気をイメージした。
後楽園駅では東京ドームなどが隣接し、野球になじみが深いことから、「Take me out to the ball game(私を野球に連れてって)」を採用。メジャーリーグでは7回裏が終了した際に、観客が歌を合唱しながら軽いストレッチを行う習慣がある。これを「セブンス・イニング・ストレッチ」と呼び、同歌はその際に流れる。
同社では現在、銀座線の一部の駅、丸ノ内線、有楽町線、副都心線の駅で発車メロディーを使用しているが、今後も全路線に順次発車メロディーを導入する。
リニューアルは予定日の始発より。