神楽坂の片隅にも「オバマ」-オバマ候補と小浜市の友好報道の影で

矢来公園内に立つ「小浜藩邸跡」の碑。同公園は神楽坂の住宅街にある。

矢来公園内に立つ「小浜藩邸跡」の碑。同公園は神楽坂の住宅街にある。

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 米大統領選民主党の有力候補、バラク・オバマ上院議員と名前が同じことから同議員を応援し、世界中のメディアから取材を受けるなど話題となっている福井県小浜市だが、東京・神楽坂とのつながりもあり、矢来公園内にはひっそりともう1つの「オバマ」が存在する。

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 同公園のある矢来エリアは江戸時代、三代将軍徳川家光から小浜藩藩主の酒井忠勝が拝領して下屋敷としていた場所。屋敷の周囲には竹を縦横に組んで作った竹矢来があり、以後の地名につながった歴史がある。

 広大な小浜藩邸は牛込矢来屋敷と呼ばれ、邸内には江戸名園の1つに数えられるほどの庭園もあったという。同藩の医者で「解体新書」で有名な杉田玄白は、1733年に同屋敷内で生まれたとされている。

 現在同公園内には「小浜藩邸跡」と「杉田玄白生誕の地」を併記した記念碑が設置されている。

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