独立行政法人国際協力機構(JICA)が運営する「JICA地球ひろば」(新宿区市谷本村町)で現在、間もなく開幕するサッカーワールドカップに出場する開発途上国16カ国を取り上げた展示が行われている。
施設内の体験ゾーンでは、現地の子どもたちが手作りしたサッカーボールや楽器などをユニホームとともに紹介。併設するカフェでは週替わりでコートジボワール、コロンビア、ブラジルの料理をランチセットとして提供する。各国料理の提供と併せ、「出場国を体で感じる」ことをテーマにJICAならではのネットワークと視点で各国を紹介する。
提供するメニューは、鶏肉をトマトで煮込みピーナッツペーストを加えた西アフリカ料理「鶏肉のトマト煮ピーナッツ風味」(コートジボワール、6月7日まで)、コロンビア風ロールキャベツとジャガイモのスープ「インディオス・デ・レポ・セルド&アヒアコ」(コロンビア、6月16日~21日)、黒インゲン豆と豚肉を煮込んだブラジルの代表的な料理「フェジョアーダ」(ブラジル、6月30日~7月5日、全て650円)など。
今月7日には日本と同じアジア枠での出場国・イランを舞台とした映画「オフサイド・ガールズ」の無料上映会(10時30分~、13時30分~、16時~)を、日本戦の前には中学生以下を対象とした応援グッズを作るイベント「アフリカ×日本 子ども交流イベント」(6月14日、14時~15時30分)、「中南米×日本 子ども交流イベント」(同22日、同)を、それぞれ開催(事前予約制)。コートジボワールやコロンビアの子どもたちも参加し、日本の子どもたちとの交流を深める。
体験ゾーンの開館時間は10時~20時(土曜・日曜・祝日は18時まで)。カフェの営業時間は10時~17時(同15時まで、特別メニューの提供は共に11時30分~14時)。体験ゾーン=第1・第3月曜休館、カフェ=日曜休館。展示は7月17日、特別メニューの提供は同18日まで。