セブン＆アイ・ホールディングス（千代田区二番町）は2月18日、記録的な降雪により物流に深刻な影響が出ている山梨県と長野県へのヘリコプターによる食品の緊急配送を実施する。

　17日の山梨県への緊急配送に続く第2弾となる今回は、セブン-イレブン、イトーヨーカドー、それぞれ2機のヘリコプターで対応。長野県上田地区では商品の移動販売も行う。

　セブン-イレブンの1便は、静岡市まちづくり公社のヘリポートを離陸し、長野県上田市おとぎの里のヘリポートに着陸。2便は同所を午後に再度離陸し、山梨県富士吉田市の富士急ハイランドに着陸。1便では佐久地方の店舗、2便では山梨県内の店舗へ、フリーズドライ商品1000食、袋ラーメン7000食、パン4000食の合計1万2000食を配送する。天候などに問題が無ければ3便も検討するという。

　イトーヨーカドーの1便は、東京・木場のヘリポートより1機が離陸し、長野県上田市おとぎの里のヘリポートに着陸。牛乳、卵、パン、納豆など1300食をイトーヨーカドー アリオ上田店へ配送し、上田・真田町内の公民館や集会所などで移動販売も行う。2便は同所より別の1機が離陸し、日本航空学園山梨キャンパスのヘリポートに着陸。カット野菜、食パン、カップラーメン、缶詰、レトルト食品など8000食をイトーヨーカドー 甲府昭和店へ配送する。

　同社は前日の17日、ヘリコプター2機をチャーターし、山梨県内のイトーヨーカドー甲府昭和店とセブン-イレブン数十店舗へ合計3200個のパンを配送。今回の対応に、ネット上でも称賛の声や感謝の声が多数寄せられている。