四谷小学校近くの路地に10月15日、紅茶専門店「モヒーニ」(新宿区若葉1、TEL 03-5368-4016)がオープンした。
インドやスリランカをはじめとする産地・茶園から「新鮮でクオリティーの高い」紅茶を厳選して販売する同店は2005年11月、都営新宿線曙橋駅近くで開業。紅茶の販売をメーンに、併設するティールームで紅茶や軽食を提供してきたが、今回、店主・山口敏夫さんの自宅の建て替えを機に自宅1階に移転、リニューアルオープンした。
店舗面積は以前の約3分の1の広さの約10坪。喫茶スペースは12席。以前と同様に、季節ごとのスペシャルティーから日常茶、ティーバッグまでさまざまなタイプを取りそろえ、商品の陳列棚や食器、テーブル、椅子などは以前の店のものをそのまま使う。
オープン当初約70アイテムだった商品は現在約160アイテムまでに増え、「お客さまの嗜好(しこう)の多様化が表れている」と山口さん。「紅茶は好きな場所で、好きな時に自分で入れて楽しむもの。ティールームはそれを誘引するためのもの」と話し、同店の役割について「入れ方のヒント、材料、ちょっとしたコツをいかに伝えられるかその一点」と力を込める。
喫茶メニューは、「モヒーニストレート(インド ダージリン)」、「モヒーニミルクティー(スリランカ ディンブラ)」(以上500円)、中国「キーマン」、インド「アッサム」、スリランカ「ウバ」(以上550円、ポットサービス)、「ロイヤルミルクティー」「シナモンティー」「マサラ・チャイ」(以上550円、カップサービス)、「スコーン」「パウンドケーキ」「チーズケーキ」(以上350円)など。
山口さんは50代前半で紅茶専門店を開くことを決意し、会社を早期リタイア。夜間の調理師学校に入学し、その後、紅茶のインストラクターの資格を取得した。「妻をはじめ、周りが背中を押してくれたことで独立することができた。リニューアルオープンに際し、270人ほどのお客さまに案内をお送りした。これまでのお客さま、リピーターに支えられている」と思いを語る。
営業時間は10時~19時。月曜定休。