千代田区立外濠公園で10月4日、今年で5回目を迎えるエコイベント「外濠キャンナーレ」が開催される。主催は法政大学に通う現役大学生を中心とした周辺地域の大学生約20人で構成するSotobori Canale実行委員会。
環境啓発を目指す同イベントでは、史跡である江戸城外濠と首都圏における貴重な緑資源を見つめ直し、地域一体となって盛り上げることをコンセプトに、飯田橋から市ケ谷までの全長約1キロにキャンドルの明かりをともす。周辺企業や施設の協力の下、看板や室内照明などのライトダウンを行い、幻想なキャンドルロードを作り出す。
今年配置するキャンドルは1500個で、このうち1000個は千代田区民から集めた天ぷら油の残りや施設の廃油、空き瓶などを活用して制作したもの。地域の小学生が作った切り絵のキャンドルホルダーも使う。
徐々に知名度も上がり、毎年訪れる人や周辺の千代田区、新宿区以外からの来場者も増えているという同イベント。昨年は約1500人が来場し、幻想的な雰囲気を楽しんだ。広報担当者は「イベントを通じてたくさんの人に普段は気付かない外濠の魅力や緑資源としての重要性を気付いていただけたら。普段何気なく通り過ぎている外濠のいつもとは違った雰囲気をゆっくりとお楽しみください」と来場を呼び掛ける。
開催時間は17時30分~20時。