デザイン公募を行いフェイスブックによる投票を経て先月決定したイスラエル大使館(千代田区二番町)初の公式ゆるキャラ「シャロウムちゃん」が7月3日、初めて東京を離れ、親善大使として福島県相馬郡新地町での活動を行った。
今回の活動は、東日本大震災以降、津波の被害を受けた被災地でトラウマケアを中心とした活動を行ってきたイスラエルのNPO団体「IsraAID(イスラエイド)」との共同企画。新地町の駒ヶ嶺保育所を訪問し、子どもたちとの交流を図った。
「親善大使としてシャロウムちゃんを被災地に派遣し、子どもたちに楽しんでもらうことが重要だと考えた。帰り際に子どもたちがみんなでシャロウムちゃんに触れに来て、『ありがとうシャロウムちゃん』の歌を歌ってくれたのが印象的だった」とロネン・メドゥズィニ報道・広報担当官。「今後もイスラエルと日本の橋渡しとして活躍してほしい」と願いを込める。
イスラエイドのヨタム・ポリッツェープロジェクトディレクターは「東北で行っている『ヒーリング・ジャパン』プロジェクトにシャロウムちゃんを招くことができうれしく思っている」とコメント。今後も長期にわたり、精神的支援・ストレスリリーフの活動を通して、東北の子どもたちをサポートしていくという。