全国各地の企業や官公庁で入社式や辞令交付式が行われた4月1日、防衛省(新宿区市谷本村町)では2013年度の総合職・一般職・専門職の合同入省式が行われた。
今年新規採用されたのは、総合職34人、一般職159人、専門職34人の計227人。総合職・一般職・専門職が合同で行う入省式は今回が初となる。真新しいスーツ姿で式に臨んだ227人が、新職員としての一歩を踏み出した。
訓示の中で小野寺五典防衛大臣は、北朝鮮の人工衛星や核実験、中国との尖閣諸島問題などにも触れ、「安全保障を取り巻く環境が厳しさを増す中、防衛省が取り組む課題は増大している。今こそ高い志を持った人材を必要としている。国民の期待に応えられるか否かは諸君の活躍にかかっていると言っても過言ではない」と述べた。
新職員全員の名前が読み上げられた後、事務次官より新職員を代表して大臣官房文書課配属予定の岩丸栄樹さんが辞令を受け取り、宣誓書を読み上げた。
入省式後インタビューに応じた新職員の代表者は「平和に貢献したいというのは子どものころからの夢だった。使命感と責任感、誇りを持って取り組みたい」「初心を忘れず任務に取り組みたい」と、それぞれ意気込みを見せた。