皇居の西側に位置し、半蔵門に近い麹町警察署(千代田区麹町)が現庁舎となり今年30年目を迎える。
同署は、警視庁101カ所の警察署の中でも、国の政治、社会、文化の主要かつ中枢エリアを管轄する署としてその任務を遂行している。
管内には、「皇居」「国会議事堂」「総理大臣官邸」や「最高裁判所」、「内閣府」や「総務省」などの各省庁など国を代表する機関や施設をはじめ、「イギリス大使館」「イスラエル大使館」など多数の大使館、「国立劇場」「日本武道館」や「靖国神社」「東京大神宮」なども存在する。
同署の管轄には、「警視庁」や「警視庁本部」も含まれ、上部組織の保安もその任務として担っている。
現在の警視庁は、134年前の1874年1月15日に創設。同時に、現在の麹町5丁目にあった当時の鳥羽藩・稲垣信濃守邸跡に第三大区の庁舎が置かれたのが現在の麹町エリアに警察組織が置かれることになった始まり。その後、移転や震災、戦火による消失、建て替えなどを経て、現庁舎となったのが1978年で、今年30年目を迎える。
近年その数が増加傾向にある皇居周辺を走る「皇居ランナー」は、同コースの利点について「信号が無く、皇居1周が約5キロと走りやすい」ことに加え、「皇居周辺の警備がしっかりしているので、夜間でも女性ランナーが安心して走ることができる」との声が多数上がる。同署は皇居ランナーにとっても心強い存在となっている。
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