8月8日の「プチプチの日」を前に8月7日、「プチプチ」を製造販売する川上産業東京営業所(千代田区五番町)で創業44周年記念イベントが始まった。
同社は、創業者の川上聰氏が1960年代初期に「プチプチ」製造装置の開発に成功し、1968(昭和43)年に創業。当時の名称は「エア・バッグ」で、その後1994年に川上肇現社長が「プチプチ」を商標登録した。プチプチの粒の並びの一部が数字の「8」に見えること、88(パチパチ)とつぶすことから、8月8日が「プチプチの日」と日本記念日協会の認定を受けている。
今回のイベントでは8月8日の「88」の半分である「44」にこだわり、創業からの44年間を振り返る。「プチプチ」が誕生する以前の江戸時代の梱包(こんぽう)材や同社の歴史、これまでの実績などをパネルで紹介するほか、創業当時の製品や開発中の製品、さまざまな媒体とのタイアップ製品などを展示する。
オーストリア人アーティスト・セングミューラーさんから譲り受けたという、プチプチの粒1粒1粒にインクを入れてドット絵画を作ることができる機械「Very Slow Scan Television」改め「プチリンター」も見どころの一つとなっている。
東京事務所のほか、8月8日に名古屋・ナディアパークで展示や子ども向けプレールームなど、同11日に東京ミッドタウン・デザインハブで子ども向けワークショップをそれぞれ開催。東京事務所でのイベントは9日までで、開催時間は10時~15時。
「プチプチの日」当日は、恒例となったオリジナルのプチプチグッズを無料配布。仙台、大宮、高崎、新宿、渋谷、横浜、静岡、名古屋、難波、博多など全国16カ所で、「プチプチエコペットボトルホルダー」を配布する。配布時間は場所によって異なり、市ケ谷駅前での配布は8時30分から。