四ツ谷駅から続く飲食店街の一角に5月28日、ライブバー「SOUND CREEK Doppo（サウンドクリーク ドッポ）」（新宿区三栄町、TEL 03-6380-4245）がオープンした。

　オーナーの川﨑裕之さんは、「ゴダイゴ」のサポートドラマーや「ゴダイゴ」のギタリスト・浅野孝已さん主宰のバンド「TAGC TOKYO」のメンバーとしても活躍。自身の演奏活動に加えて行ってきたライブハウスの運営やイベントプロデュースなどを経て、今回独立を果たした。

　「ライブハウス業界も転換期を迎えている」と川﨑さん。これまでのライブハウスは、出演者に焦点を当て、出演者向けのコンテンツを組むことが多く、利用客に対するサービスは重要視されていなかったという。同店では「客」に焦点を当て、「大人になってもライブを楽しみたい、ある程度年齢を重ねた層」をターゲットに、十分な席数や軽食を用意し、長く滞在できるような店づくりを行った。

　店舗面積は25坪。席数は最大50席。白を基調に明るい雰囲気に仕上げた店内で、生演奏のステージとアルコール、メキシカンライトフードを提供する。チャージは2,000円。

　ドリンクメニューは、ビールやカクテル（500円～）、「プエブリート」「エンバハドール」「グラン ドベホ」などのテキーラ各種（700円～）、ソフトドリンクなど。フードメニューは、自家製サルサソースを使ったタコス（600円）やタコライス（700円）、タコスチップス（500円）などを用意する。

　「生音が震わせた空気を直接感じてもらえる場所。日常の中に生演奏があるということが当たり前になれば」と川﨑さん。「出演者と客との壁のない店、あそこに行けば楽しめると思ってもらえる店。若いミュージシャンとベテランのミュージシャンの接点の場にもなれれば」と話す。

　営業時間は18時30分～22時（ラストオーダー）。月曜定休。