四谷四丁目交差点近くの老舗喫茶店「カフェ グレース」(新宿区四谷4、TEL 03-3354-3549)が5月11日、リニューアルオープンした。
同店は1982(昭和57)年12月、当時26歳だったマスター・鶴谷司郎さんが開業。「ホッとする憩いの場」をコンセプトに、地元住民や近隣企業のビジネスマンらに親しまれてきた。完成までに5年の歳月をかけたという「グレースオリジナルカレー」は、20年以上提供し続ける同店の看板メニューとなっている。
今回のリニューアルは創業30年の節目に合わせたもの。これまでクロスの張り替えなど、部分的な改装はあったものの、テーブルや椅子、壁を含めた大規模な改装は今回が初となる。「昔ながらの喫茶店と今はやりのカフェの中間」をイメージしたという店内は、モノトーンを基調にしたシンプルな内装に仕上げた。席数を増やすことも今回のリニューアルの目的の一つ。以前より5~6席多い、カウンター3席とテーブル席を合わせた43席を用意した。
ドリンクメニューは、ブレンドコーヒー(450円)、カフェラテ(530円)、キリマンジェロ(500円)、モカ、ミルクココア(以上550円)、トマトジュース、オレンジジュース(以上450円)、アイスティー(500円)など。
ランチメニューは、「グレースオリジナルカレー」(850円)、「和風おろしハンバーグ」「和風おろしチキンソテー」などの各種定食(1,000円)、カルボナーラ、ナポリタン(以上980円、全てドリンク付き)など。テークアウトも可能で、日替わりトッピング付きのカレー(500円)、スパゲティ各種(700円)、弁当各種(750円)を用意する。
リニューアルを機に、これまで提供していたビールに加え、リキュールやワインなどのアルコールメニュー(全て500円)も。女性客に好評という手作りマドレーヌ(150円)は5種類に味を増やした。
「30年やって来られたのは地元の人にかわいがってもらったということ。今回のリニューアルが恩返しになれば」と鶴谷さん。リニューアルオープン前日のプレオープンには、店が入居するマンションの住民や近隣企業の常連客ら200人が駆け付けた。
「これからももっともっと地域に根付いた店、『四谷四丁目にグレース在り』と言われるよう、おいしい料理、良いサービスを追求し続けたい」と話し、「モットーは挑戦し続けること。この気持ちはこれからも持ち続けていきたい」と意欲を見せる。
営業時間は、平日=7時30分~21時ごろ、土曜・祝日=9時30分~17時30分ごろ。日曜定休。