神楽坂通りから一本入った路地に4月1日、ワインと肉料理の店「kasumi store」(新宿区神楽坂3、TEL 03-3260-5747)がオープンした。経営は神楽坂のニンニク料理店「はじめの一っぽ」やハンバーグの店「Will」などを展開するSTPDファーストゲート(白銀町)。
今年2月末まで7年間営業を続けたイタリアンレストラン「ala」から業態転換した同店。「ワイン&ミート」をコンセプトに、大人がワイワイと楽しめるカジュアルな雰囲気の店としてリニューアルオープンした。「kasumi store」での展開は、昨年7月にオープンした新宿御苑店に続く2店舗目。席数は、カウンター席とテーブル席、テラス席を合わせた24席。
リニューアルのきっかけについて、同店サブマネジャーの平田善則さんは「お客さまの求めている形を考えた時に、(当社が経営する)他の店舗に比べて客単価が高い『ala』よりもこちらの方向性が良いのではと考えリニューアルに踏み切った」と説明。20代後半から40代女性をメーンターゲットに据え、客単価は5,000円。
主なメニューは、フランス南西部ラングドッグ地方の伝統料理「塩カスレ」(780円)や「子袋と男爵のゴルゴンゾーラグラタン」(880円)、「エビみそクリームチーズ」(680円)、「岩中豚肩ロース バルサミコソース」(160グラム)、「エビがぎゅっと詰まった熱々ラザニア」(以上1,280円)、「自家製レモンのプリン」(580円)など。
ドリンクメニューは、赤白6種類ずつ用意するグラスワイン(580円~)と23種類のボトルワイン(3,400円~)、自家製サングリア、ビール(以上580円)、自家製リモンチェッロ(700円)など。ワインのメニューリストには、味のイメージがしやすいよう味のバランスを記したグラフや生産者の思いを伝える紹介文を加えるなど、ワインを楽しむための細かな工夫を施した。
「神楽坂の街のお客さまが何を求めているのかを考え、ニーズに応えられるようブラッシュアップしていきたい」と平田さん。「気取らずに楽しめる、大人の社交場のような店になれれば」と意気込みを見せる。
営業時間は18時~22時30分(ラストオーダー)。第3月曜定休。