市ケ谷駅前の山脇ギャラリー(千代田区九段南4)で3月14日、首都圏を中心とした全国のイラストレーターによる企画「e-space東北チャリティー展 いっしょに、歩こう。」が始まった。
3年以上のキャリアを持つプロのイラストレーター集団「ILLUSTRATOR E SPACE(イラストレーター イー スペース)」による同企画。e-spaceでは2年に1度のペースで全体展を開催しており、今回の全体展を企画している矢先に東日本大震災が発生。所属する約60人のうち今回53人が出展し、作品を展示・販売、会期中の売上金全額を被災地へ寄付する。
会場には、イラストレーター5人によるキャラクター「復興戦隊シエンジャー」やメーンビジュアルを担当した仙台在住の本郷けい子さんの作品、「絆」をテーマにしたもの、家族を描いたものなどさまざまな作品を展示。被災した宮城県石巻市の水産加工会社「木の屋石巻水産」の製品にメンバーがイラストを付けた限定パッケージのレトルト「鯨カレー」(650円)と缶詰「ひげ鯨大和煮」(550円)、被災缶(300円)なども販売する。
17日には「TVチャンピオン」似顔絵選手権優勝の小河原智子さんらによる似顔絵イベント(500円)、最終日の24日には「木の屋石巻水産」社員によるトークショーも予定している。
「震災から1年がたち、もちろん震災を忘れてはいないが、気持ちは少し変わってきている気がする」とメンバーの田川秀樹さん。「日本が一丸となって頑張ろう、応援しようという、あの時の気持ちを思い出してもらえれば」と来場を呼び掛ける。
開催時間は11時~18時。18日・20日は休廊。入場無料。今月24日まで。