神楽坂通りから1本入った路地に2月1日、大衆酒場「てっちゃん」（新宿区神楽坂2、TEL 03-3268-7447）がオープンした。

　店舗面積は30坪。席数はカウンターとテーブル席を合わせた54席。「大人が集まる酒場」をコンセプトに、レトロなポスターやちょうちん、前掛けなどをディスプレーした和の空間で焼酎や日本酒などのアルコール類、「さつま知覧とり」や京都・埼玉の農家直送の有機野菜を使った料理を提供する。

　2009年5月にオープンした炭火焼きとワインの店「RaySam（レイサム）」から業態変更した同店。運営するBOWS（神楽坂3）の相澤栄治さんは「近隣でワイン業態の店が多くなってきたので、居酒屋の原点に戻るという意味を込めて、以前から構想のあった『大衆酒場』業態としてリニューアルした」と説明する。

　メニューは、「有機野菜のかぶりつきセット」（500円）、さつま知覧とりの「とりわさ」「レバーの炭火焼」（以上480円）、「もものたたき」（780円）、「ささみ梅しそ焼き」（460円）などの一品料理や「水炊き」「岩中豚と有機野菜を使ったしゃぶしゃぶ」（以上1,900円）などの鍋料理、無農薬米「ヒノヒカリ」の釜炊き銀シャリ（480円）、鶏釜めし（680円）など。刺し身や煮魚、干物などの魚料理も用意する。

　ドリンクメニューは、芋・麦・米・黒糖など各種取りそろえる焼酎（380円～）や日本酒（450円～）、梅酒（400円）、生ビール（470円）、ハイボール（290円）、チューハイ（300円）、ホッピー（450円）、カクテル（500円）、ワイン（グラス＝400円、ボトル＝2,800円～）など。客単価は約3,500円。

　メーンターゲットは40～50代のビジネスマン。相澤さんは「週1回でも気軽に来ていただけるような店づくり。安心な食材を使ったおいしいものをなるべく安く提供していきたい」と話す。

　営業時間は17時～翌1時。日曜定休（月曜が祝日の場合は日曜営業で月曜休み、3月より無休の予定）。