神楽坂駅近くの神楽坂通り沿いに12月23日、フランス直輸入ワインのスタンディングバー&ワインショップ「ラ・カーブ・イデアル」(新宿区矢来町、TEL 03-5225-3306)が移転オープンした。
同店で取り扱うのは、自社で直接買い付けたラングドックルーション地方とシャンパーニュ地方の20ヘクタール以下の小さな農場で作られた手作りのワインのみ。ほぼすべてが独占契約によるもので、国内では同店のみが取り扱っている約100種類のワインが店内の壁一面に設置したワインセラーに並ぶ。店舗面積は15坪。前店舗から約2倍の広さとなる店内には、立ち飲み用のカウンターとテーブルを設け、約25人まで利用できる。
同店を運営するイデアルの村上敏朗社長は、約25年間ワイン業界に携わり2000年に独立。同店の元の場所である矢来町にビストロワインバーを開業した。2006年には輸入業を開始し、立ち飲みもできるワイン販売店に業態を変更。今回の移転に伴い、前店舗はワインバー「カーブ・プリヴェ」として営業を続けている。
販売するボトルワインは、赤・白・ロゼワイン=1,900円~、シャンパン=5,200円~。立ち飲みのメニューとして、赤・白・ロゼのグラスワイン(600円~)、グラスシャンパン(1,000円~)を10~15種類取りそろえ、チーズやタプナード、生ハムなどのつまみ類も用意。抜栓料1,000円を支払い、購入した商品をその場で飲むこともできる。
ターゲットは20代から70代までと幅広くとらえ、平日は近隣住民やビジネスマン、休日は神楽坂を訪れる観光客の利用も見込む。
「なるべく安く価格を設定し、日本人が日本酒や焼酎を飲むような感覚で、気軽にワインを飲んでもらえれば」と同社取締役の宮崎宏治さん。「中には20代の若い生産者のワインもあり、それぞれが1つの『作品』。同世代の生産者が作ったワインをぜひ若い人たちにも飲んでもらいたい」と話す。
営業時間は11時~24時。