国立印刷局(港区)が運営するお札と切手の博物館(新宿区市谷本村町)で現在、特別展「お金って何だろう?貨幣の歴史ロマン」が開催されている。
1971(昭和46)年創立の同館は、お札や切手、証券など、国立印刷局が製造してきた各種製品とともに、明治期以前のお札、諸外国のお札や切手、印刷機器、お札の製造と深いかかわりをもつ銅版画などさまざまな資料を展示し、お札の歴史、偽造防止技術などについて解説。お札や切手の製造工程やお札の偽造防止技術などを紹介する常設展のほか、年に数回の特別展を開催している。
今年度の第1回特別展となる同展では、世界各国の金銀貨・紙幣300種類以上を展示。貨幣の始まりや価値、歴史を解説するほか、てんびんばかりでの両替体験や千両箱の重さ体験、スタンプラリーなどのイベントも同時開催する。
夏休み期間中には、小学生を中心とした来館者が増えるという同館。常設の展示室に設けた、1億円の重さを体験することができる「1億円持てますか?」コーナーは特に人気が高い。館内では、お札にまつわるグッズも販売しており、古くなったお札の断裁くずが入ったボールペンがお土産品として人気を集めているという。
開館時間は9時30分~16時30分。月曜休館。入館無料。同展の開催は8月30日まで。