神楽坂のカフェで「矢来丼」人気に-「アディダス丼」が表メニュー昇格

牛込北町交差点のそばにあるカフェ「キイトス茶房」

牛込北町交差点のそばにあるカフェ「キイトス茶房」

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 牛込神楽坂駅近くのブックカフェ「キイトス茶房」(新宿区箪笥町、TEL 03-5206-6657)で提供している「矢来(やらい)丼」が人気を集めている。

「アディダス丼」改め「矢来丼」

 昨年10月から新メニューとして登場した「矢来丼」は、自家製のタレで炒めた豚ロースの焼肉とキャベツの千切りを乗せた丼に、おかず1品、漬物、みそ汁、コーヒーまたは紅茶をセットにした夜の定食メニュー。ブログや口コミなどの評判から人気を集め、女性客からの注文が増えてきているという。

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 同メニューは5年ほど前から、通称「アディダス丼」として裏メニューで提供してきたもの。同店そばに本社を構えるアディダス・ジャパン(矢来町)社員の「焼肉が食べたい」というリクエストに応えた特別メニューとして提供を始め、これを知るごくわずかな人たちからの注文を受けていた。

 メニューの改定に伴い表メニューとして登場することになった同メニューだが、「会社の名前を出すのはまずいだろう」と新たな名前を考えたオーナーの清水敬生さん。同店では「神楽坂カレー」や「牛込丼(牛丼)」、へしこを使った「北町茶漬け」など周辺エリアの町名を冠したメニューがいくつか存在しており、「(アディダス・ジャパンが)矢来町にあり、神楽坂、北町、牛込のメニューがあるから『矢来丼』にしようと安易な考えから名付けた」と清水さんは笑う。

 女性からの注文が増えたことについて、清水さんは「このあたりは居酒屋やラーメン屋はあるが、女性が1人で食事できるような店は少ない」と話し、女性の1人客や毎回「矢来丼」を注文するリピーターもいるという。多い時で1日7食ほどの注文が入る。

 価格は1,000円。「矢来丼」の提供は16時から。

 「趣味が読書と音楽」という清水さんが7年前にオープンした同店。店内には自由に読むことができるたくさんの書物が並び、コーヒーや紅茶、自家製ケーキ、食事メニューを提供している。「矢来丼」をはじめとする食事メニューには、作家・森瑤子さんの作品に出てきた料理をヒントにした「栄養オイル・サーディン丼」や「青春焼きそば丼(大盛ソース焼きそば)」などユニークなネーミングのメニューも。清水さんは「今後、新しいメニューには町名を付けていこうと考えている」と話し、新たな裏メニューも考案中という。

 営業時間は10時~21時30分(土曜・日曜・祝日は20時30分まで)。第1・第3土曜定休。

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