千鳥ケ淵・山種美術館で最後の「さくら展」-今秋、広尾へ移転

山種美術館で開催中の展覧会「桜さくらサクラ・2009-さようなら、千鳥ヶ淵-」で展示されている作品の一つ「千鳥ヶ淵」(石田武 2005年、提供=山種美術館)

山種美術館で開催中の展覧会「桜さくらサクラ・2009-さようなら、千鳥ヶ淵-」で展示されている作品の一つ「千鳥ヶ淵」(石田武 2005年、提供=山種美術館)

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 今年10月に広尾へ移転する日本画専門美術館「山種美術館」(千代田区三番町)で現在、展覧会「桜さくらサクラ・2009-さようなら、千鳥ヶ淵-」が開催されている。

 近代・現代日本画を中心に約1,800点を所蔵する同美術館は、1966(昭和41)年に日本橋兜町で開館。設備などの老朽化に伴う新美術館建築の構想が進む中、仮移転というかたちで1998年に現在の場所へ移転し、桜の名所・千鳥ケ淵に隣接した立地であることから毎年「桜」にちなんだ展示を行ってきた。

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 11回目の開催で最終回となる今年の「桜さくらサクラ展」では、これまで展示してきた中でもリクエストの多い作品約50点を厳選。約30人の作者によって江戸前期から平成までに制作された作品を展示している。

 同展には、毎年桜の見ごろにあわせて来館者が増加。ピーク時には1日1,000人~2,000人、約35~55日間の会期中で約25,000人~35,000人が訪れる。

 今年は、3月7日の初日から現在までで27,000人を超える来館があった。同館の櫛淵さんは「今年で最後ということや桜の持ちが良かったこともあり、(来館者数は)3万人を超えるのでは。この時期の風物詩の一つとして毎年訪れる方もおり、広尾に移転しても開催してほしいという声もある」と話し、新美術館でのスケジュールが決まっていない再来年以降に同展の「復活」も検討しているという。

 開館時間は10時~17時。入館料は、大人=800円、大学生・高校生=600円、中学生以下(保護者の同伴が必要)=無料。月曜休館(5月4日は開館、同7日は休館)。5月17日まで。

 同美は、新美術館の開設準備のため7月26日で一時休館。10月1日に広尾で開館する。

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